やさしさまんてん玉出生根では、SDGsの取り組みを推進しています。
地元企業である株式会社shoichi様と連携し、持続可能な社会の実現に向けた活動を行っています。
当事業所では、株式会社shoichi様が開発した独自の技術を活用し、廃棄予定の衣類を再販可能にするための「TagRename(タグの付け替え)」や「Rewear(再着用)」といった工程を担当しています。
これにより、廃棄されるはずだった衣類が再び価値を取り戻し、社会に還元されています。
SDGsとは
貧困、紛争、気候変動、感染症――現代の私たちは、これまでにないさまざまな課題に直面しています。
このままでは人類が安心して暮らし続けることが難しくなるという懸念の中、国際社会では2030年までに達成すべき目標として「持続可能な開発目標(SDGs)」が定められました。
世界中の人々が協力し、課題の解決に取り組むことが求められています。
【目標12】つくる責任 つかう責任
RESPONSIBLE CONSUMPTION AND PRODUCTION
持続可能な生産と消費のスタイルを確保することが目的です。
2050年には世界人口が96億人に達すると予測され、今のライフスタイルを維持するには地球が3つ必要になると言われています。
日本国内での衣類の廃棄量は年間約100万トンにものぼります。これは1着約300gと仮定すると、約33億着分に相当します(独立行政法人中小企業基盤整備機構の報告より)。
さらに、日本では廃棄された衣類の半数以上が焼却処分されています。その背景には以下のような理由があります。
衣類廃棄が増える背景
①ファストファッションの流行
着用回数が少なくても、すぐに飽きて処分されてしまう衣類が増えています。
②トレンドやシーズンの細分化
消費者ニーズやトレンドの変化により、アパレル企業は在庫切れを避けるため大量生産を行い、結果として売れ残りが廃棄に繋がっています。
③返品在庫の再販売が困難
店頭で試着された商品や展示品などは、状態が良くても再販が難しく、そのまま在庫となるケースも多く見られます。
このような課題に対し、shoichi株式会社では「5Reフォロープロジェクト」を実施しています。
5Reフォロープロジェクト
【株式会社shoichi様からのコメント】
就労継続支援B型 やさしさまんてん玉出生根様には、当社のSDGs推進活動を力強くサポートしていただいています。
日本では年間約100万トンもの衣類が廃棄されており、この問題に取り組むには多くの人手が必要となります。
やさしさまんてん玉出生根様のご協力により、安定した体制で衣類再生の作業が行えています。
今後も共に社会に貢献し、SDGsへの取り組みを継続していけることを願っています。
やさしさまんてん玉出生根の働き方と社会貢献
当事業所では、さまざまな事情で一般就労が難しい方に対し、その方のペースや適性に合わせた無理のないお仕事をご提案しています。
その仕事の一つが、衣類の再生作業です。これは、社会問題である廃棄問題に直接関わる業務でもあり、作業を通じてスキルアップ・ステップアップを図りながら、社会貢献とSDGs推進にもつながります。
「働くこと」が自信とやりがいに変わるよう、私たちは一人ひとりの成長と社会参加を応援しています。